- 第1章 61
- 地球創生計画に向けて1
- 2004年11月20日 ※書籍発行後、更新あり
今日から、銀河系宇宙連合体との連携による地球創生計画についての導入部分と、全体の概要について、述べたいと思います。
[大和の国・日本の歴史考察]
歴史文献に隠された謎が、多くの古代文献から解明されつつあります。その中で、大和の国から世界に分散した古代イスラエル12氏族のうち、南朝ユダ2氏族と北朝エフライム10氏族が争い続けながら大和の国・日本に元帰りしているという史実があります。
古事記の天孫降臨に登場するニニギとニギハヤヒは、旧約聖書で言うヤコブとエソウに置き換えてみることができます。
アブラハムの孫である弟ヤコブ(天孫ニニギ)は、兄エソウ(天孫ニギハヤヒ)から父イサク(オシホミミ)の長子権を奪い、イスラエル民族の父となりますが、この3代より始まったイスラエル民族は、南朝ユダ2氏族と北朝エフライム10氏族に分断し、闘争の歴史を繰り返しながら、世界を支配してきた歴史的背景があるといわれます。
古事記の神話と旧約聖書の歴史は、見事に酷似した内容を示しており、旧約聖書をもとに、古代日本の権力者が古事記を改ざんしているともいわれます。
イスラエル南北朝の戦いの歴史は、まさに日本史の南北朝の皇位継承争いの歴史に集約された史実としてみることができるでしょう。
古事記と旧約聖書の対比から、もう一つの隠された史実を考察することができます。
アブラハムと妻サラから、イサク(子)ーヤコブ・エソウ(孫)の代を経てイスラエル民族の分断の歴史が始まりましたが、アブラハムが妾ハガルとの間に残したイシマエルは、母親ハガルと一緒に荒野に追いやられ、流浪の道をたどりながら、やがてアラブ民族を形成しアラブ民族の先祖となりました。
その後、長い時間をかけながら、イラク、イラン、そして、ヒマラヤを中心に栄えた朝と昼と晩の国、アッサム・ビルマ・バングラデイッシュを経由し、一つには、中国、モンゴル、朝鮮半島を経由して日本にたどり着いた流れと、二つには、インドシナ半島からインドネシアのスマトラ島を経由して黒潮を渡り、琉球から九州・筑紫へとたどり着き、海神族として、大和の国に元帰りしているという説であります。
アラブ人の血を引くと言われる継体天皇の存在は、まさに、日本の皇統にイシマエルの子孫、アラブ民族の血が流れているという史実を裏付ける条件の一つでしょう。
古事記の神話にみられるように、高天原から神々が天孫降臨し、五色人種が世界に分散移動し、世界のさまざまな宗教、文明の興亡盛衰を形成しながら、大和の国・高天原に元帰りして統合大和し、再び大和の国・日本をベースに、新しい地球文明が創建されて行くという時代の趨勢は、歴史の必然性でありましょう。
- 第1章 62
- 地球創生計画に向けて2
- 2004年11月21日
[世界の盟主・日本]
21世紀に入り、世界の潮流は、ますます予測のつかない激変の時代に突入しています。
20世紀末には、国連や国際機関による数多くの国際会議が開催され、地球レベルの多くの課題が建議採択され、国を超えて取り組まれてきましたが、急激な世界人口の増加と並行して、環境汚染問題、資源エネルギー問題、食料問題、貧困問題、また、9.11のテロ事件以降、急速に拡大する紛争問題など、増加の一途をたどっています。
近年、経済破綻状態にある日本は、米国を巻き込んで、世界恐慌を起しかねない瀕死の状態にあるともいわれます。もしも、世界恐慌が巻き起これば、アジア、世界に与える影響は絶大なものとなるでしょう。まさに現代は、希望の光を失った、終末の時代であるといえるでしょう。
このような闇の時代に灯る真実の光が、もしあるとすれば、その光は、たとえ小さくともやがて社会を動かし、歴史を動かしていく希望の星となることでしょう。
今こそ日本は、アジア、世界の盟主としての役割に立って行くべきときを迎えています。今や国家機能は、その方向性を見失い、正常な制御機能を失いつつあり、このようなときこそ、国民一人ひとりの真の行動が、問われることでしょう。まさに、国民主導による村やまちおこしの新しい渦が、必要とされています。
吸引力を失った国家の創生は、地方の振興からであり、また、新しいアジアの創生は、日本をはじめとする極東アジアが起点となり、その振興の光の渦は、やがて環太平洋圏を中心とした、新しい世界文明の基となり、新しい国連となる地球連邦の基礎を創って行くでしょう。
今こそ数多くの日本人が、大和の心に目覚めるときです。これから、そのような改革の渦が、全国的に起こるでしょう。小さな力でも、真に天に通じるものであれば、その渦は必ず連鎖し、拡大発展していくものでしょう。
20世紀の物理学者アインシュタインは、日本を訪れたときに、「日本は世界の盟主である」と言われました。
そろそろ新しい国づくり、そしてアジア、世界の創造のために、希望の烽火が全国から灯されることを、心から祈念したいものです。
- 第1章 63
- 地球創生計画に向けて3
- 2004年11月22日
[改革の視点を変えよう]
新しい国づくりに向けて、改革に向けての手法や発想の視点を、根本から見直す必要があります。
バブル崩壊直後の時代には、国家体制の改革に向けた再生手法が、しばらく有効な時期があったように思います。
しかし、最近の国の状況は、一時しのぎの処方により、かえって状況を困難にする悪循環を繰り返し、財政的にはすでに国体は破綻を呈し、国民の今後の税負担を増加させるだけです。日銀の一時的な処方により、延命はしていても、すでに中枢の制御機能は再生不能とみるべきでしょう。
ならばどうするのかということであります。
結局は、中央システムの「再生」がだめなら、新しい国体モデルを地方から「蘇生」させ、現国体の中央システムが崩壊する前に、新しい国の礎となる〈小さな政府〉のモデルを、全国各地に復興させ、外堀から国家を蘇生させて行く手法をとるべきでありましょう。
中央改革が困難でも、全国の地方自治体には、蘇生可能な地域が数多くあります。
地方の村おこしや、まちおこしなど、〈小さな政府づくり〉の運動が、やがて中央改革への道を開き、国家を甦生させて行く牽引力となるでしょう。
- 第1章 64
- 地球創生計画に向けて4
- 2004年11月23日
[小さな政府とは小宇宙・人体システムの投影]
〈小さな政府〉とは、理想国体の雛型であります。
本来の理想郷の姿は、自然界と一体調和した循環型社会システムとなるでしょう。これは、まさに小宇宙にたとえられる人体システムが、等価転換された姿ということができます。
人体システムは、宇宙に存在する生命体の中で、高度に完成したシステムといわれ、制御中枢の脳と連携し、自立した機能を持つ五臓六腑に、その全体システムを見ることができます。神経回路は情報系として、血流システムは物流としての動脈産業と静脈産業に、また経絡システムは、レイラインシステムにたとえることができます。
太陽系宇宙においても、太陽を核として、地球をはじめとする惑星や衛星は、独自の自転・公転運動を行ない、相互バランスを取りながら太陽系として存在しています。人体システムが、理想国体システムに限りなく近い理想システムであるという理念から、都市のあり方を見つめ直す必要があるでしょう。
では、〈小さな政府〉とは、具体的にどのような形体でありましょうか。
小さな政府のシステムは、人体システムが等価転換された形体に近いことは、先ほど述べましたが、具体的には、制御中枢としての脳にあたる〈首都〉と、政策を各々に分業してその役割を担う〈衛星都市〉の独立した自治体の連携体制となり、道州制や連邦制に近いものとなります。
具体的には、1首都を中心に、12衛星都市の各々独立した自立経済圏体制とし、また各々が省庁のような独自の分担機能を担うわけです。12の衛星都市は、12省庁に似た分担中枢機能を持つ衛星的な首都となります。
12の中首都は、各々が各省庁に対応し、本府機能をはじめとした警察と防衛、金融、総務、法務、外交、国税財務、文部科学、厚生労働、農林水産、経済産業、国土運輸建設、環境などを担う、道州・連邦的な都市として機能することになり、各々が機能分担した〈小さな都市〉の連携が、新しい国体システムの骨格となります。
また12の中首都の周辺には、同様に12の小衛星的な都市が、各々12分野に対応する機能を持つ都市として構成され、随時、相似的な機構に都市を形成するようになります。
省庁機能に対応した衛星首都の候補地は、歴史的な考察から首都以外に、北海道、津軽半島、出羽三山周辺、陸奥、日立の国、甲斐、北陸、能登半島、紀伊半島、四国、出雲周辺、九州、沖縄の12地域のレイラインスポット地域に配置され、またその周辺のレイラインスポットには、各々12の衛星都市が配置されることになるでしょう。
さて、小さな政府としての具体的な1首都、12中首都のまちおこし計画は、2005年頃から母体機構が発足する必要がありますが、およそ2012年までには、民間主導の産学官民共創の体制が、全国ネットで準備され、2012年前後から約7年間の間に、新しい首都の創建をはじめ、新しい国づくりの渦が全国各地に展開され、新しい国の創健がなされることになりましょう。
そして、この新しい国づくりの渦は、2013年を前後して、アジア、世界に波及され、新しい国連代替機構の礎となることでしょう。
- 第1章 65
- 地球創生計画に向けて5
- 2004年11月24日
[デロス宣言]
急激な人口爆発にともない、拡大傾向にある世界各地での都市問題をはじめとした諸問題を解決し、地球上での人間の居住をどうするのかについての総合的・学際的な枠組みを研究提案するために、1963年の夏以来、世界の一流の学者、実務家、建築家などが、ギリシャ・エーゲ海のデロス島に一週間ほど滞在し、10年間にわたり、デロス会議として議論を重ねてきた歴史があります。
参加者は、歴史学者アーノルド・トインビー、人類学者マーガレツト・ミード、経済学者バーバラ・フォード、ノーベル賞受賞者で生理学者のワディントン、メディア研究者マーシャル・マクルーハン、未来学者ハーマン・カーン、社会学者スーザン・ケラー、同じく磯村英一など。また建築家として丹下健三、バクミンスター・フラー、英国のリチャード・レウリン・デーヴィス、都市デザインのエドモンド・ベーコン、英国の都市計画者コーリン・ブカナン、理論家としてCIAM事務局長であったジーグフリード・ギーデオン、ハーバード大学教授であったジャッキー・テイルウィットなど、そうそうたるメンバーでした。
10年間にわたる会議の成果は、〈デロス宣言〉としてまとめられ、1976年にバンクーバーで開催された、国連の第一回人間居住会議の開催に大きな影響を与え、後にナイロビを本部とする国連人間居住センター(UNCHS)の設立へとつながります。
会議の主宰は、ギリシャの建築家、都市研究家であり、ギリシャの戦後復興に尽力し、またパキスタンの首都イスラマバードの設計をはじめとする実績を持つ、政策官で実務家のコンスタンティノス・A・ドキシアディス博士で、第一回人間居住会議(HABITAT)開催前年の1975年に、難病で62歳の若さで亡くなりました。
ドキシァデイス博士の意志は、その後『人間居住の科学=エキスティックス(Ekistics)』として、多くの学者・研究者に引き継がれ、日本では、デロス会議メンバーの故・磯村英一氏が活躍され、1996年にイスタンブールで開催された、第二回国連人間居住会議(都市サミット・HABITAT)開催に向けて尽力されました。
磯村英一氏が生前、常に願っていたことは、人間が人間としての尊厳を守りながら、民族、宗教を超えてお互いに平和に生きていくことのできる理想社会の実現に向けて、世界の英知を結集した新しい〈世界デロス会議〉を開催し、デロス憲章に次ぐ〈地球憲章〉への起草をしたいということでした。
地球憲章は、新しい国連憲章に替わるものとして研究が進められ、将来の国連代替機構となる〈地球連邦〉の憲法として、制定されることになるでしょう。
- 第1章 66
- 地球創生計画に向けて6
- 2004年11月25日
[地球連邦(仮称)の創設]
銀河宇宙連合体と人類の連携により推進される地球創生計画は、2012年頃までに全国展開される新しい国づくり運動を土台として、その後、日本に創建される理想国家の雛型を、アジア、世界に拡大繁殖させ、環太平洋圏域をベースに、新しい地球文明を創造して行く、歴史的な一大プロジェクトであります。
また、新しい地球文明創造の推進母体として、国連代替機構となる地球連邦(仮称)の創設が必要になります。
新しく創設される地球連邦は、すでに述べましたように、日本を雛型とする新しい国家体制と相似した形態となり、人類を代表する世界の12民族ブロック、各々代表民族のまわりに12民族が連なった、およそ12+144民族を基本とした国家群により編成され、世界国家体制として、雛型国家日本の新しい中央省庁体制と相似したシステムとして、制御中枢としての脳にあたる地球の首都と行政機能を分業した12の首都による連邦体制となります。
世界の12民族の首都は、各々が各省庁に対応し、本府機能を始めとした世界の警察防衛、金融、総務、法務、外交、国税財務、文部科学、厚生労働、農林水産、経済産業、国土運輸建設、環境などを担う連邦的な首都として機能することになり、また12民族の首都の周りには、同様に各々12の衛星的な首都が、12省庁に対応する機能を持つ都市として編成されるでしょう。
地球連邦を構成する主要な12民族とは、古代の日本から世界に散り、世界を動かしながら、対立と闘争の悲しい歴史を繰り返し、日本に元帰りしつつある南朝ユダ2氏族と、北朝エフライム10氏族の統合体そのものであります。
日本は、新しい地球文明を創造して行くための母体国家として、世界の恒久平和を実現して行く責任と、神々の祈りが込められた民族であります。
この度の地球創生計画は、再び地上に復活する144,000人のスメラ体制を先頭に、銀河宇宙連合体の導きの中で実現されて行く宇宙的な大事業であり、銀河宇宙に存在するすべての宇宙生命体の祈りが込められた、歴史的な聖業であることを、多くのみなさまにご理解いただきたいと思います
- 第1章 67
- 技術立国、日本の夜明け
- 2004年11月28日
日本の使命は、新しい地球文明創造のための雛型(モデル)国家となることであります。
これは、新しい精神文明の創造と平行して、新しい科学文明を開く技術立国となることを意味しますが、具体的には、エネルギー・情報・通信・環境問題など、地球規模の課題を根本的に解決する、新しい技術と手法を確立することでもありましょう。
これらに共通するキーワードが〈水〉(水晶)と〈宇宙エネルギー〉であります。
水は、数千度の高温に触れると燃焼し、有害ガスの出ないエネルギーとして、石油に代わる資源となり、近い将来、水燃焼による動力機関が登場することになるでしょう。
また、水は、水晶と同じように、情報の記憶素子としての機能を持っています。生命体の脳は、細胞に含まれる水に情報を記憶していますが、人口の水セルは、同じように情報記憶媒体として、アナログ式の人工知能となります。水は、磁気作用を介して情報を記憶する、大切な情報媒体であることから、新しい情報科学や人工知能開発の道を開くこととなるでしょう。
水に記憶された情報を中庸することは、自然治癒力の回復や自然回帰につながり、海水を通して、母なる地球ガイアのゆがみを癒すことができ、また、水を基本に構成されている人間をはじめ、生命体のゆがみも調整可能であり、生体を扱う医療関連分野や、新しい農業技術などに応用することが可能となるでしょう。
水晶は、ピラミッドが二つ合わさった8面体の結晶構造を持っています。この結晶構造は、実は、宇宙エネルギーを受信、変調、増幅、発信する機能を持っており、宇宙エネルギーの広範な活用媒体として利用することができます。8つの面からエネルギーを吸収し、6つの頂点からエネルギーを放射するのです。
宇宙エネルギーは、次元を異にする広範な周波数帯域を持っていますが、8面体にカットされた水晶体を高速振動、または高速回転させ、水晶のまわりにトーラス状に巻かれた陰陽のメビウス回路の電極を通して、ゼロベクトルのエネルギーを取り出すことができます。レイラインと呼ばれるエネルギーラインのエネルギースポット上で、このような装置を作動させますと、高レベルの宇宙エネルギーを取り出すことができ、また、基本的に陰陽の中和されたゼロエネルギーですが、陽か陰のエネルギーだけを取り出して、電気的なエネルギーに変換することで、無公害の永久エネルギー発電機関として、研究開発されることになるでしょう。
また、宇宙エネルギー化された水は、ゼロバランス特性としての中庸作用や自然治癒力、自然回帰力を持った水として、生体の活性化、脳細胞の活性による霊性の覚醒、潜在能力の開発などに役立てることができるでしょう。
このように、〈水〉(水晶)と〈宇宙エネルギー〉は、技術立国日本となるためのキーワードとなるでしょう。
- 第1章 68
- 精神文明の夜明け
- 2004年11月29日
新しい地球文明は、精神文明と科学文明の調和からスタートいたします。
古代に栄えた文明社会の興亡盛衰の背景には、宗教が深く関わっていた歴史があります。ある意味では、文明社会は、宗教がつくり上げたものと理解することができるでしょう。
宗教は宇宙の真理を説き、人間を幸福に導くものでありましょうが、現実には、宗教ほど人類社会の対立闘争の原因になっているものはないでしょう。
では、なぜ宗教対立は起こるのでしょうか。
東西世界には、歴史、環境の違いにより、さまざまな宗教が存在しています。その中でも、文明社会を築いてきた世界宗教といわれるキリスト教、イスラム教、仏教、儒教、ヒンズー教などは、それぞれに数多くの宗派に分派し、たがいに意見の対立や、命がけの戦争にまで発展しているものも少なくありません。
宗教は本来、宇宙の普遍の真理を説いたものでありましょうが、真理は、見る角度、環境、捉え方の違いから、一つの真理を多種多様に見ることができます。例えば、ピラミッドの形は、上下から見ますと四角ですが、横から見ると三角です。つまり、上下、または、横からピラミッドを見ている人にとっては、三角と四角がそれぞれの真理であり、場合によっては意見の対立となります。しかし、ピラミッドを立体的に見る人にとっては、四角であり、また三角であると理解することができます。
ひとつの平面的な真理ゆえに、全体の教えを受け入れてしまいやすいのが、宗教世界の欠陥でもありましょう。真理の教えが異なることは、命がけで信仰している宗教者にとりましては、死活問題につながるのでしょう。
宇宙の真理の一部を平面的に捉えるか、または立体的に捉えるか、あるいは、真理全体を科学的に捉えるかにより、その教え自体が異なってまいります。
一つの正しい真理ゆえに、すべての教えを鵜呑みにし、独善排他的になる人、一つの間違いゆえに、すべての教えを否定し、真理を見失う人など、さまざまです。
宗教人に必要なことは、真理はあらゆる角度と見方で、異なる教えとなることを、客観的な視点から理解すべきでありましょう。互いに真理とするところを、謙虚に学びあうことを道理とするべきであります。対立を生むのは、互いに真理に対する認識不足であるか、または、教え自体に立体性、普遍性、科学性がないとみるべきでありましょう。
いずれにしましても、宗教は、人間が幸福になるための道を説き、大宇宙の愛と一体となった理想世界を築くことを願いとしています。
愛と真理を説くことより大切なことは、愛と真理を実践することでありましょう。
今こそ、宗教間の対立と偏見の壁を越えて、新しい地球文明のペースとなる超宗教科学に根ざした、新しいムーブメントが起こることが必要でありましょう。
- 第1章 69
- 平和の祈りを全世界へ
- 2004年12月1日
12月は、神道的には、アマテラス出現の月であり、キリスト教的には、キリスト出現の月となるでしょう。これは、今までの神道、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教をはじめ、すべての宗教において発展的な終焉を迎え、新しい超宗教時代への転機となることを意味しています。
12月は、自らの心の内に、天照(キリスト)を迎える大切な月となり、具体的な天照(キリスト)出現のための月となることでしょう。
今こそ、世界中の人々が、世界平和のために心を合わせて祈るときでありましょう。
下記に、アッシジのフランシスコの〈平和の祈り〉を、アレンジしてみました。
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〈平和の祈り〉
わたしをあなた(神)の平和の使者とならせてください。
憎しみのあるところに愛を
争いあるところにゆるしを
分裂のあるところに一致を
疑いのあるところに信頼を
誤りのあるところに真理を
絶望のあるところに希望を
悲しみのあるところに喜びを
闇のあるところに光をもたらすことができますように。
慰められるよりも、慰めることを
理解されるよりも、理解することを
愛されるよりも、愛することを
わたしたちは与えるので与えられ
ゆるすのでゆるされ
永遠の愛に自分自身を委ねることで
永遠の愛に生かされ、生きることができるのです。
フランシスコ・ガブリエル
永遠の愛の光が、あなたの心の内に灯ることを、祈念いたします。
- 第1章 70
- 大宇宙の本源意識(神)の愛
- 2004年12月4日
全国には、大宇宙の本源意識である神の愛に目覚めた方々が多く見られます。人は誰もが心の内に神を宿した存在であり、覚醒することで、大宇宙の本源の意識(神)とつながった意識に目覚め、神の子(分霊)として、愛の本質を求めるようになります。
人は、誰もが心の奥深で神とつながり、心の内に神を宿しています。人は、誰もが神の子であることへの気づきから、内なる愛の光が輝き始めます。愛は、大宇宙の本源意識(神)を起源として、神とつながる心の内に宿る希望の光そのものであります。
これからの時代に大切なことは、心の内に宿る神の愛の光が、世界中に渦巻いて行くことであります。新しい地球文明の担い手の先人となる144,000人とは、まさに神の愛に目覚めた、神の子たちの連合体でもありましょう。
大宇宙の本源意識(神)をはじめ、銀河宇宙生命体(天使)や、地球や太陽をはじめとする生命体としての星々(神々)が、気の遠くなるような長い歴史をかけて、地球人類に求め続けてこられた願いは、永遠の愛が顕現した理想世界が、地球上に実現されることであります。
また、『地上で成されることは天上でも成される』という聖書の言葉は、地球人類が自ら創造した地球人の霊界(仏の世界)が、この度の地球創生とともに、新しく創生されるということであり、神の愛の光に輝く霊界を創生するために、多くの霊人(仏)が地上世界に復活し、地上人とともに、地球創生のために動き始めるということであります。
この度の地球創生計画≪Project GAIA≫は、天人地のすべての願いが一つの目的に向かって動き始める、銀河宇宙歴史始まって以来の壮大なプロジェクトとして、日本から世界に向かってその光の渦を発信して行くことでしょう。