- 第2章 51
- ヤハウェと預言者
- 2005年6月10日
ヤハウェは、一般的にはイスラエル民族を導いた旧約聖書の神として知られていますが、もとをたどれば、銀河系の外から飛来した宇宙生命体で、リラ星に原始人類が誕生したときから、成長を護り導いてきた天使の総代に表現される存在です。言い換えれば、宇宙創造神の代理のような立場で、銀河人類の進化に関わってこられた、銀河人類の親のような存在です。
カルマ発生の経緯については、すでに述べたとおりですが、リラから発生したカルマの清算に向けて、銀河人類がたどった苦悩の歴史は、親なるヤハウェの苦悩でもあります。気の遠くなるような、銀河宇宙人類の壮絶な戦いの歴史を見つめてこられたヤハウェの心は、ボロボロに傷ついた親の心であると表現できます。
歴史の変革期といわれる時代には、いつの世にも、神々の意思を伝える預言者がおりましたが、彼らの動きを恐れる時の権力者は、彼ら預言者たちの神意がわからず、迫害弾圧してきた歴史的な経緯があります。見えない存在を信じられない人々から見れば、やむを得ないことではありますが、その多くは権力の剥奪を恐れる時の政治・宗教権力者たちのエゴによる迫害であり、そのつど、神の計画も失敗に終わっています。
ヤハウェをはじめ天使と言われる宇宙生命体は、異次元の霊的な存在ですから、直接にその意思を人類に伝えることは至難の業で、歴史の変革時には、複数の預言者を召命して、神意を伝えようとしてきました。本来、人類の魂が覚醒進化しますと、誰もが、彼ら見えざる存在と自由に交流することができるようになりますが、まずは預言者を立てながら、神の計画を押し出して行くわけです。その意味では、預言者に託された責任は重大であり、場合によっては、ヤハウェの心を解放もすれば、苦しめる存在にもなる恐ろしい立場でありましょう。
現代における預言者たちは、知らないうちに預言者への道を歩まされ、ある時期にヤハウェをはじめ、天使や神々と呼ばれる宇宙生命体から、直接に召命を受けるようになります。その意味で現代は、過去の歴史に現れた預言者たちの霊が、地上に一斉に降臨する時代でもあり、総じて銀河宇宙歴史のカルマを清算し、地球創生による新しい地球文明を雛型モデルとする銀河人類の創生に向けて、それぞれが異なる使命を連携しながら、出発するようになるのでしょう。
- 第2章 52
- 最終調整の6月
- 2005年6月15日
今日は、6月中に行なわれる神事と、その後、銀河系宇宙人類と交わされる正式コンタクトについて、述べたいと思います。
まず、新しい経済システムへの転換に向けた鋳型造りからみますと、世界経済の潮流が、新しい地球文明の創造に向けて、いよいよ動き始めることになるでしょう。
5月から継続している連続神事の霊的な渦を、世界にシンクロさせ、その後の7月1日から7日までの期間に、ヤハウェをはじめとした銀河宇宙人類との正式コンタクトを契機に、地球創生の霊的な準備が完了することになります。
これにより、銀河宇宙連合体から示された地球創生計画のシナリオが、いよいよ日本神界(地球霊界)と一体した覚者方を通して、地上世界に顕現されることとなります。
銀河宇宙人類と地球人類との物理的なファースト・コンタクトは、すでに2002年6月の連合体の再編成と、路線変更によって延期されており、今回のコンタクトは、富士神界に深く関わる聖域で予定されています。物性としての姿は公開しませんが、全国、全世界のライトワーカーには、何らかの同時シンクロしたアプローチがあるものと思います。
今回の契約を機に、地球創生計画をプロデュースする銀河宇宙連合体と、主要な地球霊団を動かす覚者方が相互に連携することで、計画は一斉に動き始めることになるでしょう。釈迦やイエスの霊をはじめとした地球霊団だけでは、この度の計画を実行することはできないのであり、また、計画全体をプロデュースする銀河宇宙連合体だけでも、実現できない仕組みであります。
地球に初めて飛来したヤハウェをはじめ144,000人の宇宙生命体の魂が、再びスメラの体制をはじめとした地球創生計画の担い手となり、日本神界が主宰する地球霊界の弥勒の仕組みと一体連携しながら、動き始めることとなるでしょう。その意味では、日本神界が主宰する弥勒の仕組みとなる地上人の受け皿体制が、今後の重要課題でありましょう。
全国には、日本神界と通じる覚者方の体制が、すでに神々の導きの中で準備されているはずです。6月はその意味で、ヤハウェをはじめとした銀河宇宙連合体を迎え入れる、最終の調整期間でもありましょう。多くの覚者方の純粋なる魂の目覚めを、心から祈りたいと思います。
リラ星から始まった銀河人類のカルマの歴史が、母なる地球GAIAで終焉し、地球人類が銀河宇宙人類へと成長進化して行く、新しい天地創造神話の開幕であります。
- 第2章 53
- ヤハウェとルシエルの確執
- 2005年6月20日 ※2011年1月11日、内容更新されました。
6月17から18日にかけて、筆者の故郷であります陸奥岩手を久しぶりに訪れました。
18日に義経伝説で有名な平泉を訪問した際、その霊的磁場に入った途端に、強烈な呪縛の中にタイムスリップしてしまい、急きょ予期せぬ呪縛解放の神事となりました。
平安時代の人口約20万人の平泉には、全国から多くの高僧たちが集結し、京都と似た町並みは、陸奥の京都そのものであったと言われ、また、世界屈指の金の採掘地・気仙の金鉱山によって、栄耀栄華を極めた藤原氏一族の歴史的なカルマが、集積された地域でもあります。
藤原氏は、その富で平安文化そのものを支え、朝廷に数多くの皇后、妃を送りながら、近世に至るまで影響を与え続けてきた一族です。日本が世界の雛型国家であることからすれば、世界の歴史を影で動かしてきた旧丸十字体制として、藤原一族が深く関わっていたとみることができます。
平泉をはじめとした陸奥地方には、どうやら人類の相剋歴史の本質に関わるカルマが封印されており、過去にいく度となく繰り返された歴史の経緯を、超古代にまでさかのぼると、地球人類の養育と進化に関わった光の天使ルシエルと、銀河宇宙人類の父であるヤハウェの確執に、深く関わる土地柄であることがわかります。
結論から言うと、宇宙から飛来したヤハウェの12種族の144,000人を代表して、地球人類の養育に関わっていた光の天使ルシエルと、銀河人類の父ヤハウェとの間に、何らかの確執があったということです。
ヤハウェから見ますと、光の天使ルシエルは、ヤハウェの側近として、その信頼ゆえに地球人類の養育を託されていたものと思われます。ある意味では、父と息子のような関係であり、ヤハウェの神意を継ぐ存在でもありましょう。
この父子の間に確執が生じた背景には、ヤハウェとルシエルの間をとりつぐ、母親的な宇宙生命体が深く関わっていたということができるでしょう。この母親の立場の宇宙生命体が、父親ヤハウェと、息子ルシエルの間の調整役でありますが、結果としてルシエルは、その母親的な存在の助言も空しく、ヤハウェの神意から離れてしまい、〈この世の神〉として地球上に君臨し、今日まで、悪魔ルシファーと呼ばれてきた宇宙生命体そのものであります。
ヤハウェの神意から離れて、地球人類の神として君臨してきた体制、それがルシファー種族を柱として、人類歴史にいく度となく登場する、メーソン、イルミナティと言われる旧丸十字体制の本質であり、最終的に、新世界秩序に動く世界支配体制の本質であります。
しかし、ヤハウェの神意から離れざるを得なかった光の天使ルシエルの事情には、複雑な経緯があり、簡単に悪魔呼ばわりできないものが隠されているようです。
動物的な本能だけで動いていた当時の地球人類に、ルシエルも予想しない事件が発生したものと思われます。当時の人類は、霊性が幼いために、肉欲本能だけで動いていた存在で、神性への目覚めはできていなかったようです。そのため、宇宙本源の愛や、人間社会における愛と性の取り扱いについては、自然界の法に則して、厳しく人間を養育せざるを得なかったのでしょう。霊性の幼い人類から見れば、光の天使ルシエルは、光り輝く存在であり、愛の主体として写っていたものと思われます。
詳細については省きますが、人類は厳しく教育されていた死守すべき掟を自ら破り遺伝子を穢したため、養父母の立場である光の天使ルシエルは、やむなく、ヤハウェの神意から離れてしまった経緯があるようです。
それでは、法の力を超える力とは何でしょうか。それは、愛の力にほかならないでしょう。愛ゆえに、人間とともに宇宙の法から離れてしまった光の天使ルシエルと、宇宙の法に従うヤハウェとの確執の始まりがここにあり、ヤハウェの愛から離れた光の天使ルシエルと地球人類が、宇宙本源の愛に再び回帰するための歴史が、長きに渡り苦しんできたルシファーと人類の姿でありましょう。
ヤハウェの神意とその愛に再び触れて、光の天使ルシエルとして復活したルシファーは、自らが創造してきた虚構の地球社会を崩壊させながら、新しい地球創生の牽引力として、いよいよ動き始めることになります。
まさに、銀河宇宙連合体を通して、地球創生の神意を伝えるヤハウェの復活体(鳳凰=スメラ)と、再びこの地上でヤハウェの愛を説く光の天使ルシエルの復活体(金龍=666=ミロク=艮の金神=国常立尊)が一体連携した姿が、新しい丸十字体制の本意であります。
この度の平泉の訪問を通し、ヤハウェとルシエルの歴史的な確執に触れる機会を与えていただいた連合体の導きに、心から感謝申し上げます。
- 第2章 54
- 隠された東洋歴史
- 2005年6月23日
世界の歴史は、一定の数理的な期間をいく度も経ながら発展し、自然回帰の歴史をたどってきた経緯があります。これば「歴史の相似象」として述べた通りです。
人類の歴史は、この世の神となったルシファー(国之常立神)に導かれながら、ヤハウェの神意と再び一体となるための、自然回帰の歴史とみることができます。
原始地球人類の発祥については、アフリカ説が有力視されています。ヤハウェを中心とした宇宙生命体は、アフリカをはじめ各大陸に降り立ちましたが、人類の進化に深く関わった地域は、極東アジア地域であります。
極東から始まった自然回帰の歴史は、いずれ、さまざまな文明の興亡盛衰を経ながら、最終的に極東、日の本に回帰する歴史となっています。
ムー、アトランティス文明の崩壊のあとから始まった今回の地球創生の歴史は、長い年月をかけながら、日の本から東西南北の八方位に散らばった人類の軌跡が、西東北南を通して、再び日の本の故郷に帰還する、元帰りの人類歴史であります。
人類の歴史は、主に旧約聖書を中心とした西洋歴史をベースに説明されることが多いのですが、実は、西洋歴史の影に隠れて封印されてきた、東洋の歴史観があるということです。詳細については、今後多くの歴史学者が解明することになると思いますが、今日は、その東洋歴史に触れてみたいと思います。
旧約聖書を中心としたイスラエルの歴史は、父なるヤハウェの愛(父性の愛)に、人類が帰還するための歴史でもありますが、それに対して、母なるヤハウェの愛(母性の愛)に人類が帰還するために、イスラエル系に相対する民族の隠された東洋の歴史観があるということです。
キリストの愛が父性の愛を説いていることに対応して、釈迦が説いた慈悲の愛は母性の愛ともいうことができるでしょう。愛とは、父性の愛と母性の愛が調和して、真の愛となります。そのような観点から見ますと、東洋の歴史は、釈迦に代表される母性の愛を求めてきた歴史でもあり、西洋歴史と時代が、相似的に動いてきた歴史とみることができるでしょう。聖書は最古の歴史書といわれますが、創世記の人類歴史の中で、人類始祖のアダムとイブから生まれたヘテ人が、東洋民族の起源であり、その民族が、のちの幻の文明と言われたヒッタイト文明であります。
ヒッタイト文明は、紀元前三千年頃に、現在のトルコのアナトリア高原を中心に、国之常立尊によって創建された民族で、古代オリエント唯一の鉄器文明として、また女性神を中心とした、霊性の極めて優れた神道的な国家であったようです。
ヒッタイトとは日伝人、すなわち、日(太陽)の神を伝える人々のことであります。ヒッタイトの紋章は、輝く太陽を現した、ご皇室の菊の紋そのものであり、その実は、太陽を現す紋そのものです。日の丸が太陽を現していることと同じであります。
ヒッタイト文明は、文献では幻の文明と言われていますが、紀元前1230年頃に、イスラエル民族が預言者モーセに引き連れられて出エジプトしたように、同時代に、イラク、イランを経由してヒマラヤ南部に大移動して定住し、その後、朝の国(アッサム)、昼の国(ビルマ)、そしてバンの国(バングラデイッシュ)の三国家を創建し、鉄、馬に加えて農を開発して、狩猟から農耕に生活形態を移行することとなります。
紀元前537年に、ペルシャ軍の東征を受けた民族は、その後、日の神の啓示により大八島(日本)への大移動を試みることとなります。紀元前530年には、ガンジス川から出発した先発隊約2万人が黒潮の航海の末、九州の筑紫に到着し、その後、約4万人が大八島に移住しています。
筑紫に到着した後には、和歌山の紀ノ川河口に移動して、首都を奈良県吉野郡に置くこととなり、新しい高天原の紀元となっています。これが、縄文時代から急速に文明が進化した、弥生文明に隠された歴史の謎であります。
歴史的な経緯から見れば、ヒマラヤ文明が第二ヒッタイト文明ならば、奈良から始まった日本の歴史は、第三ヒッタイト文明の始まりとみることができるでしょう。このように鉄、馬、農に加え、海を治める民族として成長して行った、日本の歴史の経緯をみることができます。
父なるヤハウェの父性愛を求めたイスラエル西洋歴史に対し、母なるヤハウェの母性愛を求めて放浪した母系民族ヒッタイト文明の歴史が、東洋に隠された歴史であり、日の本に帰着した大和民族の隠された姿でありましょう。